このガイドは、GDS Smart VMI3のオシロスコープ機能を使用してCAN-FD通信波形を測定・分析する方法を段階的に説明し、機器接続、プローブ位置、環境設定、正常波形基準および故障診断のヒントを提供します。
ガイド動画(英語)
1段階:準備および機器接続
- 測定車両:KONA(SX2)G1.6 T-GDI
- 車両エンジンルームにGDS Smart VMI3診断モジュールを接続します。
- 診断タブレットのGDS Smartメイン画面で「Tool Box」>オシロスコープ(Oscilloscope)モードを起動します。
2段階:プローブ接続ガイド
オシロスコーププローブをP-CAN(Powertrain CAN)ラインに正確に接続する必要があります。測定は[IG ON]または[エンジンアイドリング(Idle)]状態で行います。
- チャンネルA(CH.A) - CAN Highライン測定
- (+)プローブ:P-CAN Highライン(ピン45)に接続
- (-)プローブ:バッテリー(-)端子(車体アース)に接続
- チャンネルB(CH.B) - CAN Lowライン測定
- (+)プローブ:P-CAN Lowライン(ピン33)に接続
- (-)プローブ:バッテリー(-)端子(車体アース)に接続
3段階:オシロスコープ環境設定
高速CAN-FD通信信号を鮮明に捉えるため、次のように環境を設定します。
- 電圧範囲(Volt/Division):
4Vに設定 - 時間範囲(Time/Division):
100μSに設定 - 波形を安定して分析するため、画面内の
Auto-CH、Single-shot、Trigger、Zero Setボタンなどを活用し、波形を停止・調整します。
4段階:波形分析および正常基準値
機器およびプローブ接続が正常であれば、画面に2つのチャンネル波形が表示されます。
- 緑色波形(CH-A / CAN High):基準電圧2.5Vから3.5Vの間で上昇し振動
- 黄色波形(CH-B / CAN Low):基準電圧2.5Vから1.5Vの間で下降し振動
💡 故障診断のヒント(Troubleshooting)
波形測定時に電圧が基準値(Reference Voltage)を外れ、振幅(Amplitude)が狭くなったりノイズが発生して波形が歪む場合、CANラインの配線損傷、短絡(Short)、または端子接触不良が疑われます。
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